新入社員のための「仕事の基本が分かる」講座

新入社員のみなさんが充実した社会人生活を送るために、以下の内容で情報提供します。

1.社会人としての心構えを考える。
 夢や希望を実現するには「心構え」が重要です。何のために生きるのか、働くのかが明確な人はいわゆる”しっかりした人”です。あなた自身が主体的に考えるためのヒントを提供します。

2.新入社員の役割を整理する。
 社会人と学生と何がどのように違うのか確認しておきまます。何となく分かっているのと、明確に分かっているのとでは日々の行動に違いが出てきます。経験を通じて知ることもありますが、先に知識として確認できることも多々ありますので、分かりやすく整理しておきます。

3.新入社員として求められる行動を身につける。
 仕事の能力は仕事を通じて身に付けます。ですから、このサイトの内容を理解しただけでは身につきませんが、その方法を知っておくことで習得が早くなります。いわゆるハウツーです。

  1. 社会人としての心構えを考える
  2. 新入社員の役割を整理する
    1. 仕事を早く覚える
      1. 仕事の能力は「行動」です
      2. 物事をうまくする人は手順を知っています。仕事の手順はPDCAです。
    2. 職場の人と仲良くする
      1. あいさつ、返事
      2. 人の話を真面目に聞く
      3. やる気を見せる
    3. 3 報告・連絡・相談
  3. 会社の一員になるためには「会社組織」の理解が重要
    1. 学生は学業の成績が悪くても自分が責任を取れば済みましたが、仕事がうまくできなければ、さまざまなところに影響が出てきます。
    2. 仕事で求められる行動 階層組織とチーム
    3. 階層組織の一員として知っておくべき原則 
  4. 仕事の手順は「指示を受ける(受命)→PDCA→報告」なのですから、それぞれのポイントを知ることで、仕事がうまくできるようになります 
    1. 上司の指示を「きちんと理解する」から仕事が始まります。聞き漏らしや勘違いのないようにするのは意外と難しいので気をつけましょう。
    2. PDCAは一連の行動なのですから、レベルに凸凹があると全体の成果がうまく出ないので、PDCAそれぞれについてポイントを押さえておきましょう。
      1. 指示が理解できたら、まずやることはその仕事がうまくできるか「見通し」を立てることで、これがP(Plan)です。
      2. 見通しができれば、あとは一所懸命やるだけ。ただし、見通し通りに進みそうにないと思った時にどうするのかを知っておくことは必要です。
      3. 終わってから分かることも多々あります。次に活かすためにはCAは必須ですが、やれやれと思ってしない人は意外と多いです。
      4. 指示をした人に「報告」をして仕事は完了します。学生時代には「報告」という行為自体をすることがなかったので忘れがちです。早く習慣づけをしましょう。

社会人としての心構えを考える

会社はそれぞれ独自の目的や価値観を持っており、「経営理念」や「経営ビジョン」などに表現されています。そして、その目的に向かって全員がそれぞれの立場で働いています。一方で、そこで働く人にも目的や価値観があります。会社に入ったからといって会社の価値観を100%受け入れなければならないというものではありません。ポイントは”共存させる”ことです。

考えてみましょう

自社の目的、価値観を確認しましょう。(経営理念や経営ビジョンなどを確認しましょう)

あなた自身の人生の目的、価値観(=大事にしているもの)を確認してみましょう

どうすれば共存させられるのか、考えてみましょう

社員として企業に参加したいま、自分の意志でこの企業を選択したことをあらためて確認し、どのように貢献していくのかを考えることが大切です。

目的を実現するために達成すべき目標が各人に与えられています。


目標を達成するために組織には規範やルール、決め事があります。それを踏まえたうえで、個人の自主性、自発性を最大限に発揮することが望まれます。

新入社員の役割を整理する

「役割」とは周囲が期待する行動です。新入社員は新入社員らしく振る舞うことが求められます。職場の人たちが期待するのは、1)仕事を早く覚える 2)職場の人と仲良くする です。加えて、新入社員が抜けがちな行動として 3)報告・連絡・相談(略してホウレンソウ)があるので、これも役割として意識しましょう。

仕事を早く覚える

まず最初に仕事をするにあたって押さえておくべき大事な2つのポイントについて説明します。

仕事の能力は「行動」です

学生時代は定期的に「試験」があり、知識や思考力が評価されました。仕事は知識や思考力は備わっていることが前提であり、それを活かした行動とその結果が能力として評価されます。現実には素晴らしい行動をしても結果が出ないことは往々にしてあります。世の中の大きな流れや景気など自分ではどうしようもない要因もあります。
自分でなんとかできるのは行動です。また、あなたを評価するのは周囲の人であり、意欲や能力も行動を見て評価します。自身の行動に焦点を当て、行動の質と量を向上させていくことに努めましょう。

物事をうまくする人は手順を知っています。仕事の手順はPDCAです。

学生時代は良い成績をとるために「予習・復習」をしました。これは「手順」です。囲碁には「定石」という手順があります。イチロー選手がバッターボックスで構えに入るまでには一連の決まった動作(ルーティン)がありました。これも手順です。その場の思いつきで行動していてはうまくいきません。仕事ごとにそれぞれの手順がありますが、全ての仕事に共通の手順はPDCAです。PDCAについてはあとで詳しく説明します。早く知りたい方は以下をご覧ください。

PDCAサイクル(担当者用)

PDCAサイクル(管理者用)

PDCAサイクル(1日の計画)

PDCAサイクル(週間計画)

職場の人と仲良くする

職場にはさまざまな人がいます。人間関係づくりの基本を押さえておきましょう。簡単なことばかりですが、「知っているか」ではなく「やっているか」です。これらの行動はほとんど無意識にしているので自分でも気づいていないことが多いですが、人は行動を見て評価します。自分の行動を再度確認してみましょう。

あいさつ、返事

あいさつは第一印象を決めます。いつでも、誰に対しても「明るく、感じの良いあいさつ」が意識しなくてもできていることが基本です。

How To  あいさつの基本

人の話を真面目に聞く

最初は様々なことをいろいろな人から教わります。大事なのはあなたの聞く「態度や姿勢」です。「真面目に聞いているか」どうかは話し手が評価します。行動で話して身伝える(伝わる)ことが必要です。

How To 人の話を真面目にきいているように見える行動

やる気を見せる

やる気のない新入社員と思われたら大変です。これも行動で示すことです。普段の自分の行動をチェックし、周囲からやる気があるようにみられる行動が習慣化するように意識しましょう。

How To やる気があるように見える行動

3 報告・連絡・相談

仕事は組織で、チームでします。あなたの仕事の結果は誰かに影響します。タイミングよく報告・連絡・相談することが求められます。(学生時代は学業成績も自己責任だったのでそもそも報告・連絡・相談する必要がありませんでした)

報告の仕方

会社の一員になるためには「会社組織」の理解が重要

学生は学業の成績が悪くても自分が責任を取れば済みましたが、仕事がうまくできなければ、さまざまなところに影響が出てきます。

仕事で求められる行動 階層組織とチーム

階層組織の一員として知っておくべき原則 

仕事の手順は「指示を受ける(受命)→PDCA→報告」なのですから、それぞれのポイントを知ることで、仕事がうまくできるようになります 

上司の指示を「きちんと理解する」から仕事が始まります。聞き漏らしや勘違いのないようにするのは意外と難しいので気をつけましょう。

PDCAは一連の行動なのですから、レベルに凸凹があると全体の成果がうまく出ないので、PDCAそれぞれについてポイントを押さえておきましょう。

指示が理解できたら、まずやることはその仕事がうまくできるか「見通し」を立てることで、これがP(Plan)です。

見通しができれば、あとは一所懸命やるだけ。ただし、見通し通りに進みそうにないと思った時にどうするのかを知っておくことは必要です。

終わってから分かることも多々あります。次に活かすためにはCAは必須ですが、やれやれと思ってしない人は意外と多いです。

指示をした人に「報告」をして仕事は完了します。学生時代には「報告」という行為自体をすることがなかったので忘れがちです。早く習慣づけをしましょう。

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